読書は人間の夢を見るか

平々凡々な社会人の読書と考えたこと。本文・写真についてはCC-BY-SA。当然ながら引用部分等の著作権は原文著者に属します。

256手ルールをめぐる疑問―AIとルールの付き合い方

2017年11月12日に開催された第5回将棋電王トーナメント(主催:dwango、公益社団法人日本将棋連盟)*1決勝トーナメント第2回戦 shotgun対Yorkieは、257手目に詰みの局面を迎え、先手shotgunの勝利となった。 この局面で問題とされたのが、コンピュータ将棋…

2017年 流行語大賞トップテン予想

久しぶりですが、流行語大賞ノミネートが出たようなので 流行語大賞評論家の端くれとして、トップテンと受賞者を予想しようと思います。 ◎、○、△は順に対象の本命、対抗、穴、です。 (カッコ内は受賞者) ◎35億(ブルゾンちえみ氏) ○ひふみん(加藤一二三…

航空機内で障害者席は決まっているか

障害者の航空機搭乗について考えてみた

棋譜中継の権利再考(追記)

はじめにお断りしておくと、本稿は論点をいくつか挙げることによって、賢い人が何か教えてくれるのではないかという期待に基づくものであり、この文章を読んだ行動によるいかなる行為に対しても責任を負いません。また、私見であって筆者の属する組織の見解…

ドイツ:ソーシャルメディアに対する法執行の強化(2017/4/19一部更新)

ドイツのフェイクニュース法案(ソーシャルメディアにおける法執行の強化に関する法案)の試訳。

リズムは続くよどこまでも #GrooveMerchant

NYで活躍する日本人を中心としたJazzバンドGroove Merchantのライブ紹介記事。

靴ひもを通してもらったはなし

僕の革靴はボロボロだ。 つま先は傷つき、見事な餃子型になっている。 ビジネスマンは足元から、という人からみれば、 ビジネスマンの足元にも置けないということになるだろう。 いいのだ。ボロボロに擦り切れるまで精一杯。そんな美学もある。 それでも、靴…

「水餃子」は「レトロニム」か(追記)

レトロニム(retronym)あるいは再命名とは、ある言葉の意味が時代とともに拡張された、あるいは変化した場合に、古い意味の範囲を特定的に表すために後から考案された言葉のことを指す レトロニム - Wikipedia Photo credit: mmmyoso via Visualhunt.com / …

「この世界の片隅に」生きるということ

「この世界の片隅に」見てきた。 こうの史代原作、片渕須直監督・脚本。 声の主演はのん(能年玲奈)。 感想をTweetすることができなかった。 付け加えるべき言葉が見つからなかった。 舞台は戦前から終戦に至るまでの広島、呉。 主人公の北條すずは、普通の…

生態の監獄―『セーラームーン世代の社会論』を読んで

「ゆとり世代」と呼ばれてきた。 2002年に学習指導要領が改定されたことがその遠因になっている。 週休2日制が完全施行され、絶対評価に。総合の時間も導入された。 いささかセンセーショナルな形で言い広められたことには、 ―風評被害だと思うが― 円周率は3…

三浦九段の出場停止と連盟の電子機器取扱いに関する経緯

本日(12日)、日本将棋連盟から驚きの発表が行われました。 第29期竜王戦七番勝負挑戦者の変更について|将棋ニュース|日本将棋連盟 丸山忠久九段との挑戦者決定戦を制し、 第29期竜王戦に出場が決まっていた三浦弘行九段が出場しないこととなり、 更に今…

焦がれるものは

「野球わかるんか?って言われたら、当然のごとくカープの話が始まるんですね!」 広島に赴任した後輩が、驚きを語ってくれた。 プロ野球にもチームはいろいろあるし、大リーグや高校野球もある。 それでも広島で「野球」といえばカープのことだ。 なんの前…

1円拾わなかった話

チリン 朝の混雑した駅のホームから、エスカレーターに乗り込む。 と、同時に時間を確認しようと、ポケットのスマホに手をやったときのことだった。 指に残るかすかな感触。軽い音。 1円玉だ。 昨日、売店で貰ったおつりが残っていたのだろう。 ふと思い出す…

ポケモンをやらない人のための本当のPokémon GO問題

Pokémon GO(ポケモン ゴー)*1が大ブームです。 それに伴って、様々なトラブルが報じられ、各所から、規制の声が上がっているようです。 一方で、報道などを見ると、やや正確な理解に欠けている部分もあるようです。 みんながポケモンをやるわけでもないで…

歩きスマホは違法にするべきか

オーストラリアの法律専門家による歩きスマホ(ケータイ)に関する記事の翻訳。

主観のマンションー森達也『FAKE』における八五郎

「抱かれているのは確かに俺だが、抱いている俺は一体誰だろう?」 落語「粗忽長屋」のオチだ。 「粗忽長屋」というのは粗忽もの*1二人が、行き倒れを自分だと勘違いして…という話。 普通に考えれば、ありえないこんがらがったような話だ。 人間国宝となった…

どこにもないけど、誰にでもあるもの-『東大駒場寮物語』を読んで

立て看板に、ペンキ、スプレー缶や模造紙。 いつからあるのかわからないような私物のジャージ。 落書きで埋め尽くされたロッカーはもとより、ボロボロになったソファーの上にまで、所狭しと置かれた物の中、購買部で買った弁当のニオイが立ち込める。 ゴキブ…

鉛筆書きのメディア論

鉛筆で書くこととパソコンで書くことの違いについて。小田嶋隆氏・神足裕司の二人のコラムニストから。

私たちの時代のサイン Emojiはなぜ言葉よりも人を動かすものでさえありえるのか

Signs of our times: why emoji can be even more powerful than words Vyvyan Evans, Bangor University ※本稿は、The Conversationに掲載された"Signs of our times: why emoji can be even more powerful than words"の全訳です。著者であるVyvyan Evans…

メディアのフレーム-パリの事件からみえたもの

フランス・パリのテロ事件を機に考えるメディアのあり方。そしてフレーミング。

コンピュータがいかにして科学を壊したか―そして、その修復のために我々は何をなし得るのか

How computers broke science – and what we can do to fix it(コンピュータがいかにして科学を壊したか―そして、その修復のために我々は何をなし得るのか)の全訳。科学におけるコンピュータの使用が再現性にもたらす影響とその解決策について。

図書館は死につつあるなんて誰が言った?イノベーションのための空間へと進化する図書館

未来の図書館に関するアメリカの事例。

Wi-Fiが飛び交う世界、でも、インターネットには未だに海底ケーブルが必要

Nicole Starosielski助教授による海洋通信ケーブルに関する解説記事。The Conversationからの翻訳。

流行語大賞を予想してみた。

今年もユーキャン新語・流行語大賞の候補語50語が公表されました。 大賞は例年通り、12月1日に発表される予定です*1。 せっかくなので、トップテン10語と大賞を予想してみました。 なお、例年の傾向などから予測したものであり、個人的な感情は排除したもの…

食とともにめぐったもの-『食の500年史』

食の歴史からみる「グローバル」ということ。ジェフリー・M・ピルチャー『食の500年史』NTT出版, 2011 書評。

EU TSM規則のネット中立性-欧州議会調査局資料から

EUの電気通信単一市場規則(TSM Regulation)におけるネットワーク中立性の紹介。

Uberの急騰料金(サージプライシング)は、ドライバーの急増を導かない

Uberの急騰料金(サージ・プライシング)というのが話題なようです。混雑時に特定の区間で利用料金を上昇させるという仕組みですね。他の交通機関でも、道路渋滞に対するコンジェスションチャージが各国で導入されてますし、時折、満員電車対策として、ピー…

時にはボレロを踊って

忘れられない光景がある。 あの大震災から数十日目の夜。 JRと私鉄の駅を結ぶコンコースはまだ薄暗かった。 一つのバンドが現れた。 電子ピアノ、ドラム、ベース。管楽器にボーカル。*1 演奏し始めたのはジャズだった。 誰もが知っているようなJpopのアレン…

GW終わり

木金と仕事をしてきてなんですが、一応今日までがGWって認識でいいんでしょうかね。休みというのは一瞬で終わるものです。 休み中に見た映画、読んだ本を簡単に振り返ってみたいと思います。 その前に、まずは番外編から。 5日6日で今話題の箱根町芦ノ湖に行…

プレGW

4月も終わりました。 もう一年も3分の1が終わったかと思うと、時の流れの早さを感じます。 ゴールデンウイーク、正確に言うと大型連休であります。 私はちょっとお休みを頂いて、だらだら過ごしています。 ここ数年はなんやかや云々かんぬんありましたので、…