読書は人間の夢を見るか

平々凡々な社会人の読書と考えたこと。本文・写真についてはCC-BY-SA。当然ながら引用部分等の著作権は原文著者に属します。

2016-06-21から1日間の記事一覧

主観のマンションー森達也『FAKE』における八五郎

「抱かれているのは確かに俺だが、抱いている俺は一体誰だろう?」 落語「粗忽長屋」のオチだ。 「粗忽長屋」というのは粗忽もの*1二人が、行き倒れを自分だと勘違いして…という話。 普通に考えれば、ありえないこんがらがったような話だ。 人間国宝となった…