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読書は人間の夢を見るか

平々凡々な社会人の読書と考えたこと。本文・写真についてはCC-BY-SA。当然ながら引用部分等の著作権は原文著者に属します。

今週書いたレビューまとめ(1月5-12日)

読んだ本を記憶に留めておくためにも、レビューを書きたいという気持ちはあるのですが、単独でレビューを書こうと思うと、長く書かなくちゃと思ってなかなか筆が進みません。


そこで、Amazonに(短めの)レビューを書いてそれをBlogにまとめてみるということをやってみようと思います。
今回書いたのは以下です。
重版出来!(1) (ビッグコミックス)』
『やってはいけないストレッチ (青春新書インテリジェンス) (新書)』
『将棋・序盤完全ガイド 振り飛車編 (マイナビ将棋BOOKS) 』
『 はじめての無料で使えるフォトレタッチGIMP (BASIC MASTER SERIES) 』
『本を読む人のための書体入門 (星海社新書) (新書)』
『一度、死んでみましたが』


うち、『一度、死んでみましたが』についてはすでにこちらでも書きましたので、今回のそのほかの5冊について紹介しようと思います。



確かに、主人公の成長物語のように(あるいは社長個人のストーリーとして)読んだ場合、
うまくいきすぎである、自己啓発っぽい、といった批判はあり得るだろう。
しかし、このストーリーやそこに現れる人物を出版業界の抱える思い、葛藤の「デフォルメ」であると考えながら読んでみると、
漠然としていた業界の仕事のイメージが少しずつ明確になっていくように感じられた。
ストーリーとしても抑揚があって読んでいて単純に面白かった。
というわけで、少なくとも業界部外者かつ関心がある人にとっては楽しめる一冊なのではないだろうか(なので星4つ)。

ところで、昔、ある雑誌で「雑誌が本(出版業界)の特集をし始めたらピンチ」というのを読んだ。
(比較的手軽に取材できるとか、内輪だとか言った理由だったように思うが)
この漫画が注目されたという状況をメタに考えてみるのも面白いかもしれない。


#深みがないとか、うまくいきすぎとか言う批判的なレビューがあったので、ちょっと違った見方ができるのではないかということで書いてみました。いずれにせよ、面白い漫画だと思います。


今ではストレッチは体育の時間の準備運動にも取り入れられているほどで、なんとなく、であれば一通り出来るという人が多いだろう。
また、風呂上りなどにストレッチをしているという話もよく聞く。
私もその一人である。

しかし、一向に体がやわらかくならない。
そこで出会ったのが本書である。
本書で特に役に立ったのは、個々のフォーム(実践)というより、取り組みの方法や意識である。
具体的には本書を読んでいただくとして、ストレッチも一種のトレーニングである以上、正しいやり方で取り組まなくてはなかなか効果はでないということを再認識することとなった。
(他にもいくつかのトレーニング本やストレッチ本に目を通しているがこの点については(繰り返しが目に付くとはいえ)本書がもっともわかりやすかった)


一方で、本の判型(新書)もあって、実践編は初心者にはややわかりにくいように思われた。
その点については、他の書籍等も参照しつつ進めるのがよいかもしれない。


いずれにせよ、読みやすい本なので、これからストレッチ(やトレーニング)を始めようという方は一読して損はないだろう。


#介護をやるということで、ストレッチと筋トレは欠かせない。私も父も怪我をする可能性を否定できないからだ。というわけで、数年にわたってやっているもののなかなか効果が出ていない。この本を読んでやり方を変えてみようかな、と思った。


感動して一気に読んでしまう、そんな棋書が今まであったでしょうか。
いやなかったのです、私のような万年初級者にとっては。
なんといっても、符号を読み、脳内の盤に並べて・・・いやいや出来ないから・・・
と、縁遠くなってしまいがち。


本書では、必ずしも符号の部分をしっかり読まなくても、盤上に示された矢印や読みやすい文章で
流行の戦形の狙いとその歴史を追っていくことで、対局者が争点としているところ(の一部)が非常に明快にわかります。
観る将棋ファンにとっては、観戦をより楽しむために必携の「ガイドブック」といえるでしょう。
(旅行にただ行くのも楽しいですが、その場所の歴史や隠れたスポットを知ってから行くともっと楽しいのと一緒だと思います)


一方で、説明などは非常に簡潔ですので、自分で考え、棋力を向上させていくためには、それぞれ専門の棋書を読んだりする必要があるかもしれません。


#最近、将棋にはまりなおしているので読んでみました。
これから将棋を観てみようという方にはお勧めの一冊。符号とか専門用語があんまりわからないかたでも直感的に理解できます。


GIMPのことをインストールの仕方から基本操作、フォトレタッチ、絵の描き方まで一通りを学べる。
見開きで一つの項目について、図をふんだんに使いながら説明しているので非常にわかりやすい。
初心者には最適の一冊といえるだろう。


ただ、私の場合、そもそもフォトレタッチってなんなの?どういう表現の仕方があり得るの、っていうところをもう少し知りたかった。
(今InstagramGoogle+が流行っているので写真に手を加えるのも面白いかも、と興味を持ったクチで、しかも、現像ソフトを別に所有していて基本的な明度などはそちらでいじるので)
それは、別の本やウェブサイトを参照することになろうか。


#写真を撮る機会が増えたのでせっかくならレタッチも勉強したいということで読んでみた。入門編としては最適。でも、レタッチってなると、結局美的センスがないといけないんだろうなー。


小さなころから本に親しんで来た人にとっては、「あるある」に満ちた本だ。
小学生のころ「図書室にある本をたいてい読みつくした気になっていた」著者が、中学校に入って、開いた本の書体に衝撃を受け、言葉が思ったように身体に入ってこないように感じたという。
まさに私も同じような経験をしたことがある。


本書は著者が強調するように、デザイナーのための教科書(入門書)ではない(よって、書体や組み方、その効果などを網羅的に解説していくものではない)。
書体がある役割を担うことになるまでの経緯を追うなどしつつ、私たち読者が書体から受け取っている感覚(怖そうだ、興ざめ感を表現しているなど)を言語化している。


興味深いのは、書体に期待されている効果(「怖そう」など)は、製作時から変わっていることがしばしばあるということだ。
それは、「メディア(でありメッセージを持つもの)」としての書体の可能的様態(ありうべき様々な可能性)を示すことでもある。
そして、私たちが「自分のこれまでの経験」を書体に読み込みながら文章を読んでいるのではないかという可能性をも目の前に突きつけるのだ。


図の引用、本文以外のコラムなど、書体の見せ方にも工夫がしてあり、ぱらぱらとめくっているだけでも面白い。
ある意味「嗜好品」としての紙の本と言えるかもしれない。
関心のない人には、全く関心のない本だろうが、本を嗜好品として愛する人は一度手にとってはいかがだろうか。


#本屋に行ったら、手にとって欲しそうにこちらを見ていたので、買ってしまった。
誰もに読んで欲しいという内容ではないので、星は少なめにつけたが、好きな人には間違いないような気がする。


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とまあこんな感じです。
読んだ本のストックはたまりつつ、かけていないので今年はがんばります。
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