読書は人間の夢を見るか

平々凡々な社会人の読書と考えたこと。本文・写真についてはCC-BY-SA。当然ながら引用部分等の著作権は原文著者に属します。

資格予備校のモチベーション

お久しぶりです。
友だちが資格予備校に通っていて、ああいうところの教師のインセンティブはどういうところにあるんだろうなぁ、ってことを考えました。
他のと比較しながら考えてみましょう。
(もちろん生徒の成長を望む、ってのはあるのでしょう。金銭的な問題に絞ります)


高校の教師(塾)
年限が決まっている。すなわち、生徒ができるようにならないことで得をすることはない(ただし塾は補習コースなどを売りつけられる可能性があるので別。そこはバランスでしょう)
浪人は避けるべき、という規範もあり、長く教えることのメリットがない以上は、最短ルートで有名大学*1にいれることが目標となりうる。


大学教師
年限は決まっている。ただし文系の場合、就職活動と学業に関連性はあまりなく、学生の側のモチベーションもあまりない。一部のやる気のある学生を発揚するような形で「後継者問題」を解決することはひとつのモチベーションとなりうる。あとは、学問への誇り、とかで学生への対応は変わるだろう。


資格予備校教師
何年間か通うことは織り込み済み(レベルが高い、とされる資格であればあるほど)。
すなわち、1年で終わらせるインセンティブはあまりない。(長くいてもらったほうが儲かる)
ただし、無限に努力は継続しないし、ある程度の合格実績は必要となってくる。
よって、2〜3年程度で受からせる、という方向にインセンティブがある。


なんのデータにも基づきません。
ただ会計士の資格をとる人のかなり多くが2〜3年以内でとるというのは示唆的であるような気がします。

*1:別に僕がそれがいいことだと主張しているわけではありません。念のため。