読書は人間の夢を見るか

平々凡々な社会人の読書と考えたこと。本文・写真についてはCC-BY-SA。当然ながら引用部分等の著作権は原文著者に属します。

3.中盤戦

難しいところです。わかりません。
序盤は初期配置から計算していくことができます(そのまま終盤に突入するまで研究されている戦法もある)。
最終盤は「正解」があるはずです。(終盤はそこからの逆算がある)
中盤はその間に挟まれていて、どっちからも計算していきにくい上、上にも書いたように選択肢が多いからです。


最初の戦力は同じわけですから、相手の駒をとったほうが得になります。
しかし、単純にとればよい、というわけではありません。
序盤にせっかく固めた守り(駒の連結)が外れてしまっては損になります。
戦いが起きている場所から遠く離れた方に駒が入っては非効率的です。
戦力を増強すると同時に相手の戦力を削いでいき、十分というところでいよいよ最終盤へと突入していくわけです。


攻め方については私の敬愛する藤井猛九段*1が最近出した以下の本はわかりやすかったです。

*1:将棋の戦法は大きく居飛車振り飛車にわかれますが、私は振り飛車を多く指します。藤井九段は振り飛車界のスターで革新的な新戦法をいくつも編み出しています。