プレGW
4月も終わりました。
もう一年も3分の1が終わったかと思うと、時の流れの早さを感じます。
ゴールデンウイーク、正確に言うと大型連休であります。
私はちょっとお休みを頂いて、だらだら過ごしています。
ここ数年はなんやかや云々かんぬんありましたので、ゆっくり落ち着くと何をしていいのかよくわからなくなります。
でも、とりあえず、砥石の目詰りをとって包丁を研ぎ、靴磨きをしたのでなんとなく有意義に過ごしている気がします。
とりあえず、ここまでで読んだ本と見た映画をメモ代わりに軽くレビューをしてみようと思います。
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大著『謎の独立国家ソマリランド』に続く、高野さんのソマリア(ソマリランド)本。
前作が面白すぎたので、読みたいなと思っていたところ、電子特別版がセールになっていたので購入。
よりシンプルなソマリランド愛を感じられる一冊。
ソマリアといえば、事実上の無政府状態で、海賊が多発していて、と一般的に思い浮かぶのはひどいマイナスイメージばかり。
ただ、この2作を読むと、そこに広がる世界をみることができる。
よく「まずは取材対象を愛せ」みたいなことをいうけど、眼前にソマリランドが広がり、彼の地の人々の声が聞こえてくるかのような描写をみると、その言葉の意味がわかる。
あまりにもその世界に没入しすぎてしまうので、一瞬、物語(フィクション)かなにかと勘違いしてしまう。(「写真のような」という形容詞と一緒だ)
そして、カラーの写真に引き戻される。
前作で出会った人々にもう一度会いたい方にはぜひおすすめしたい。
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そのノリで見ましたが、これは、料理映画の枠に留まらない作品でした。
現代の寓話、なんて言葉も聞かれますが、これは原語タイトルであるThe Hundred-Foot Journey から始まっています。
本作のストーリーはある意味では「予定調和」的であるわけですけれども、その中で、異なる文化の衝突、そして、才能の壁(をめぐる持つものと持たざるものの衝突)といったテーマを描くことに成功しています。
今年始めの悲しい事件が思い起こされるように、欧州では移民との衝突が起きていると聞きます。ある意味では「描かざるを得ない」テーマだったのかもしれません。
お話は素晴らしい能力を持った青年が努力もあって成功していくという、ある意味では漫画的な部分があり、テンポ感もあって、それはそれとして楽しめるものだと思います。
一方、その進行の中で、寓意を読んでいくにはやや駆け足感を感じましたが、お腹が痛かったからかもしれません。
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酔っぱらいの話と聞いて見ないわけにはいかないだろうなと思っていたところ、念願が叶いました。
多くを語ることはこれから見る方に申し訳ないのですが、これからもっと大人になっていくだろう私にとって、最後の数分間はなんとなく感じるところがあるものでした。
しかし、12パイントのビールってそんなにつらいもんかな…
では、またGW中頃にお会いしましょう。