台風で暇だったのでPythonでランチタイムの経済学者になってみた
昨晩はすごい嵐でしたね。
風や、窓を打つ雨の音、更にはエリアメールも加わって、よく眠れない夜でした。
起きてみると、当然電車は動いていなくて、混んでる電車に乗ってくのもだるいなと思って、運転の見通しも立たないということで、泣く泣くお休みをいただく羽目になりました*1。
時間ができたので、『RとRubyによるデータ解析入門』の5章に載っていた「ランチタイムの経済学者になる方法」というのをPythonで実装してみました。
O'Reilly Japan - RとRubyによるデータ解析入門
中高の現代社会で習った「神の見えざる手」っていうのをシミュレーションしてみようう、というものです。
非常にシンプルな仮定として、以下を準備して回しています。
- 需要を満たすまでできる限り安い生産者から購入を続ける消費者(ただし許容価格以上のものしかないと需要を半分にする)。
- 商品を生産して、価格をつけ、消費者に販売する生産者(売れれば価格を上昇させ、売れなければ価格を下げる。ただしコスト(5ドル)は下回らない)
そして、150単位時間程度やり取りをしてもらったときの、平均価格と需要(logをとっています)の推移が以下になります。
生産者が、暴利を貪ることはできず、コスト(5ドル)より少し高いあたりを推移していることがわかります。
ちょっとしたコードを書くだけで、こういったものが実際目で見えるというのは面白いなあと思いました。
もう少し、続きがあるので、それもやってみたいですが、今日のシンポジウムかっこ*2でも出てきた両面市場なんかにも拡張してやって見られないかなぁ、というのが目下の関心です。
ともあれ、私、とても、眠い・・・
*1:夢から覚めたくなくてゴロゴロしてた妻に電車動いてないと伝えたら「よっしゃー」飛び起きてワロタ